7SEG LEDの駆動回路の設計課題(初回レポート課題)

論理回路の講義、および、実験2ハードウェアの復習という観点から、 7SEG LEDの駆動回路の設計課題を出す。


課題の概要

7SEG LED(下図)は16進数のA〜Fを含む数値の表現として よく利用されるデバイスである。 このデバイスは、8つのLEDから構成される。

7SEG LED

通常、7SEG LEDはデコーダとセットで利用され、 1桁の16進数(4ビット)の入力を受けて0〜Fを表示する。 しかし、実験3ハードウェアで使うPowerMedusaボード上の7SEG LEDは、 16進数の表現以外の用途にも利用できるように、 あえてデコーダは準備されていない。 そのため、FPGAの出力は7SEG LED中の8個のLEDそれぞれにつながっている。

本課題では、この1桁の16進数(4ビット)の入力を受け、 8個のLEDを適切に点灯させて0〜Fを表現する論理回路を作成する。


課題

課題1

7SEG LEDを用いて1桁の16進数0〜Fを表現するため、 その表現方法を図示せよ。 例えば、"1"の表現は下の図のようになる。

7SEG LEDでの1の表現

課題2

1桁の16進数は4ビットで表される。 この4ビットの信号線in[3..0]に対する 8つの出力out[7..0]の出力の真理値表を作成せよ。 なお、out[7..0]と7SEG LEDの各LED対応は、以下の図の通りとする。

7SEG LEDでの1の表現

課題3

課題2で作った真理値表を基に、out[7..0]の各出力の論理関数を示せ。 なお、論理関数はカルノー図、クワイン−マクラスキー法等を使って最小化し、 積和標準形で表すこと。

課題4

課題3で作った論理関数をCAD上に実装せよ。 また、入出力をボードにつなぎ、 ボード上の4×nビットの入力を受けて 7SEG LEDにn桁の16進数を表示させ、 正しく回路が実装できたか確認せよ。

レポートについて

課題1,2,3は手書きのものを提出すること。 また、課題4はCADのブロック・ダイヤグラム・エディタ上から 実装した回路を印刷し、それを添付すること。
質問の宛先は shimada@kuis.kyoto-u.ac.jp.
Last modified: 2008/4/2 14:30