京都大学 大学院 情報学研究科 通信情報システム専攻
コンピュータ工学講座 計算機アーキテクチャ分野 (富田研究室)
(情報工学教室)

超並列計算機 JUMP-1

超並列計算機 JUMP-1 プロジェクトでは、 共有メモリ管理をメモリ管理専用プロセッサ MBP-light によって行う JUMP-1 light の開発を行っている。

JUMP-1 ではプロセッサカード4枚と、 メインメモリ及び MBP-light を塔載したクラスタを1つの単位として 並列計算機を構成している。 プロセッサカードは1次キャッシュを内蔵する SuperSPARC+ と外部2次キャッシュ 及び そのコントローラを主体としたものである。

JUMP-1 で用いられる各チップ及びボードは 論理設計及びシミュレーションが終了しており、 プロセッサカードやクラスタバスのチップについては量産も開始されている。 また、他チップの量産に向けた機能テストを行っており、 現段階では PC と MBP-light を接続し、 1クラスタでの数値計算等のアプリケーションの動作確認を行っている。 さらに、アセンブラ言語を用いて開発していた MBP-light 上で実行される 共有メモリ管理プログラムを C 言語で開発できる環境も整えつつある。
Last modified: Thu Apr 15 17:07:22 JST 1999
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