超並列計算機 JUMP-1 プロジェクトでは、共有メモリ管理をメモリ管理専 用プロセッサ MBP-lightによって行う JUMP-1 light の開発を行っている。
JUMP-1 ではプロセッサカード4枚と、メインメモリ及び MBP-light を塔載 したクラスタを1つの単位として並列計算機を構成している。プロセッサカー ドは1次キャッシュを内蔵する SuperSPARC+ と外部2次キャッシュ 及びそのコ ントローラを主体としたものである。
JUMP-1 で用いられる各チップ及びボードの開発は終了し、量産されている。 PDCでは慶應大学の天野研究室によって4クラスタ16CPUによるジュリア集合の 計算のデモを行った。
現在は分散共有メモリを本格実装するために、クラスタボードのデバッグ を行っており、メモリーコントローラのバグをFixしたクラスタボードVer.2が できあがってきた。また、MBP-lightとPCを通じてのファイルアクセスもまも なく実装が終了し、本格的に4クラスタシステムを可動させつつある。